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桔梗屋窯について

桔梗屋窯正面外観
桔梗屋窯正面外観

五代 小三郎 作陶風景
五代 小三郎 作陶風景

 鎌倉・室町時代には、奈良あるいは平安期までに、須恵器の焼製が行われていた瀬戸、常滑、丹波、信楽などの中部、近畿の諸国のほか、越前、備前と各古窯地で、やがて戦国時代を迎える当時の武家社会にふさわしく、質実な作風の窯芸が生まれました。

 各古窯に代表される、その豪壮な自然美は、土肌の味が生かされた素朴さが特徴で、琢磨ない姿に人間味あふれるものが多くあります。

 素朴さは暖かみを醸し出し、閑寂で潤いのある趣を持ち、そこに後々寂物と称される由縁があります。やがてこれらは茶匠の注目される処となり、桃山文化へと継承されて行きました。

 当窯初代桑原利三郎が、美濃の地に窯を開いたのが遅くとも明治初期、時代が新しいものを求め、激しく揺れ動き、近代化していく歴史の中で、伝統文化の陶磁へのかたくなな想いが桔梗屋窯の礎を築き上げました。その情熱は二代小三郎へと受け継がれ、以来百二十余年、時代に流されることなく伝統の業と、窯の焔を守り続けて来ました。

平成七年 ’95秋の美濃焼新作展示会岐阜県知事賞受賞
平成十五年 ’03秋の美濃焼新作展示会岐阜県知事賞受賞
     〟      優秀作品賞受賞
平成十六年 ’04秋の美濃焼新作展示会中部経済新聞社賞受賞

アクセスマップ


桔梗屋窯
金小 桑原製陶所
〒509-5121 岐阜県土岐市土岐津町高山371
TEL:0572-55-2579 FAX:0572-55-0364